鷲神社

一葉記念館から国際通りに出て浅草へ向かうと、「おとりさま」こと鷲神社の赤鳥居が見えてくる。

 

 

『たけくらべ』の冒頭、「例の神社」として人々の口に上るのが鷲神社だ。

長屋の人々が内職で「あやしき形(なり)に紙を切りなして」いるのは、酉の市に鷲神社で売りに出される熊手である。

酉の市は、11月の酉の日に行われる。酉の日は12日おきだから、月2回の年(「二の酉」と呼ばれる)と、月3回の年(「三の酉」)がある。『たけくらべ』で描かれる酉の市は「三の酉」だ。

 

‐此年三の酉までありて中一日はつぶれしかど前後の上天気に大鳥神社の賑わいすさまじく、此処をかこつけに検査場の門より乱れ入る若人達の勢いとては、天柱くだけ地維かくるかと思はるる笑ひ声のどよめき。‐

境内にある「樋口一葉文学碑」には、『たけくらべ』14章の、酉の市の場面が刻まれている。

 

 

並んで立つ、「樋口一葉玉梓乃碑」は半井桃水にあてた書簡文。

明治27(1894)年3月26日、病床の桃水を見舞った直後に出した手紙とされている。

 

住所○東京都台東区千束3-18-7

アクセス○東京メトロ日比谷線「入谷」駅より徒歩7分

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