一葉記念館

 

代表作『たけくらべ』を執筆した地である台東区・竜泉に建つ記念館。

五千円札の原図にもなった有名な肖像写真を収蔵するなど、一級品の資料が揃う。近隣には一葉にかかわるスポットが数多くあるので、ゆかりの地めぐりはここからスタートさせてもよいだろう。

 

 

『たけくらべ』の未定稿や、一葉が実際に使っていた着物、紅入れ、龍泉寺時代に住んでいた長屋の模型など観ることができる。

年に数回、企画展が催され展示品が入れ替わる。一葉の兄で絵付け作家である虎之助の作品など、よくぞ残っていたと思わされる品々が並ぶ。

 

記念館に面する「一葉記念公園」には、菊池寛の撰文による碑がある。戦災で一度は焼失してしまったものの、昭和24年(1949)に小島政二郎が補撰する形で再建された。

 

 

公園内には歌人・佐々木信綱による歌碑も建つ。

佐々木は大正元年(1912)に一葉の残した和歌を編纂し、『一葉歌集』として世に送り出した。序文で彼は、一葉の歌について「その天稟の詩才より、自ら古来の題詠的因襲をのがれ出でて、まことの歌をつくり出でたる形跡少なからざるを認め得べし」と評している。

 

 

DETA

住所○東京都台東区竜泉3-18-4

アクセス○東京メトロ「三ノ輪」より徒歩10分

都バス(都08系統)「竜泉」より徒歩3分

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