樋口一葉終焉の地

本郷・菊坂で3年を過ごした後、一葉は竜泉へ転居。荒物屋を営み始める。

だが、『たけくらべ』の着想を得るという大きな収穫はあったものの、肝心の商売は1年ほどしか続かず再び本郷にほど近い西片へ。ここ菊坂で生涯を終えるまで過ごすことになる。

 

 

菊坂の旧居跡からは徒歩5~6分ほど。伊勢屋質店、桜木の宿にも近い。

一葉は24年の短い生涯の中で、23区東部のごく狭いエリアを転々としていたのだ。

春日通り沿いにある「樋口一葉終焉の地」の碑は紳士服店とコンビニに挟まれ、知らなければ通り過ぎてしまいそうなほど目立たない。

庭には金魚の泳ぐ池もあった。うなぎ屋の離れであるこの家は、さながら水の上に浮いているように見えたことから、最晩年の日記は『水の上』と題されている。

今、未来的な文京シビックホールを向こうに望み、激しく車の行きかうこの場所に、水の上の面影は見られない。

 

DETA

住所○東京都文京区西片1-17-8

アクセス○東京メトロ三田線/都営地下鉄大江戸線「春日」駅より徒歩5分

東京メトロ丸の内線/南北線「後楽園」駅より徒歩7分

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